バイクにカスタムとしてポピュラーな箇所としてマフラー交換があります。
Vmaxの場合はサイレンサーが別体なので「スリップオン」タイプが選択できます。
・スリップオン
長所:サイレンサー部分だけの交換の為、安価でお手軽。
短所:Vmaxの場合、サイレンサーの根本で排気が合流している部分があるため、影響がありそう。
・フルエキ
長所:マフラー全体で設計されているため意味がありそう。
短所:お高いです
以前、他のバイクでフルエキタイプのマフラーを交換しました。
すぐにわかる効果として
・音の変化
・純正マフラーの重さ
があげられると思います。
音の変化は気分も上がりますが、本人以外は不快になる可能性が高いです。^^;
純正マフラーを外す際に、いかに重いか実感する方が多いのではないでしょうか。
軽量化はバイクの運動性能にも影響するので交換の意味は大きいかもしれません。
OVERのかち上がった存在感のあるマフラーの後ろ姿もカッコいいと思いましたが音が好みではありませんでした。
安価なDELKEVICも悩みましたが音量が気になります。
予算的にスリップオンタイプを考えており、下記の候補が上がりました。
ただ、自分は純正マフラーの外観も好きですし、あまり見た目を変えたくない事情もありました。
いい年齢なので、やはり人の目が気になりますしね^^;
選択肢として評判の良いVMG大原が制作していた「純正モデファイ」が気になり始めました。
見た目も変わらず、響くような重低音がV4エンジンを際立てていました。
が、こちらもお店がなくなり入手が中古のみとなってしまいました。
ヤフオクなどに出品されても、かなり高価になってしまいます。
で、結局自分でやってみようとなりました。
当時は販売されていませんでしたが、現在「ライトアーム」さんが加工されております。
作業するまでに、程度のよさそうな純正サイレンサーを入手しておきました。
ビビりなので殆どの加工や作業をする際には予備を入手しております。
作業は下記の流れとなります。
・エンドキャップの取り外し
まずリベット部分をドリルで破壊します。
この際になるべくキレイに破壊できることが望ましいです。
自分は再度エンドキャップを取り付ける際にM5タップでねじ穴を制作
M5のボルトで装着できました。
・インナーバッフルの取り外し
バッフル周辺をタガネとハンマーで切り込みを入れます。
バッフル内部に木の棒を挿入してグリグリ回します。
10分ほどで金属疲労により根元から外れました。
このバッフルは車検時などに再挿入したところ車検にパスできましたので保管をお勧めします。
・金属パイプをエンドキャップに装着
本当は鉄のパイプがよさそうですが、ホームセンターにてステンレスのパイプを購入してきました。
直径は38mm、エンドキャップの穴はやすりで拡大し整えました。
ギリギリの穴の大きさで作成したため、ガスケット等を使用せず排気漏れも無く、うまくできました。
・エンドキャップを取り付け
M5のタップが上手く効いてくれたので、ボルトを取付完了です。
どうでしょう。
見た目は純正そのものです。
Vmaxに乗っている方が、排気口が拡大されていることに気づく程度ではないでしょうか。
【総括】
・最初にお伝えします。
結局、完全純正にもどしました。
気に入っていたのですが、やはり堂々と純正です!! って胸を張りたいみたいです。
暖気運転なんかは気になっちゃったんですよね。
・音について
アイドリング時~2000回転位までのの重低音が素敵でした。
・効果
低めのギアで走る機会が多くなり、燃費も伸びました!
若干低速時のトルクが落ちました。
吹けは良くなりました。
高回転まで回し、急なアクセルオフでアフターファーヤーが発生します。
純正マフラーでも暖気するのに気が引けるのに、自分には手に余る物でした。
やってみたかったので後悔はしていませんがね!
やはり純正は良くできているな~と実感もしたし、中古車を買う際に「ノーマル車両」が良いのも実感できました。
アフターパーツがついている車両はお得感もありますが、ノーマルを知らないことにはアフターパーツなりの評価が出来ません。
この出来事から、本来の性能を維持する整備が多くなってきたように思います。
この後、スパークプラグチェッカーを購入したり、圧縮計を購入したり、キャブレターのオーバーホールをしてみたりしています。
自分の場合は、ノーマル状態というか基本性能を維持するだけで手いっぱいの様です。
Vmaxは大型バイクの中でも安価な部類に入ると思いますが、良い状態の中古車両は少ないかもしれません。
ヤフオク等で解体された車両のパーツを購入することもありますが、こんな状態で走行していたとは!!って部品が少なくありません。
製造中止された車両を維持していくのには愛と銭も必要になりますね!!